コントラストと色調

2021年08月06日 06時00分
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M10-R / Summaron-M 28mm f/5.6
M10R166020210801.jpg
Leica M10-R / Leica Summaron-M 1:5.6/28mm. 28mm f/8 1/500sec. ISO100






コントラストと色調
 モノクロ写真で注意すべきはコントラストと色調です。特に夏の季節になると、太陽がほぼ真上から降り注ぐ事で、非常にコントラストの強い写真を撮影することができます。つまり、光と影の差が非常に極端に出るため、モノクロ写真でのメリハリをつけやすくなるという事です。
 余談ですが、地球の大気を構成する粒子は、色の波長が短い赤色より、波長の長い青色をより拡散(吸収)させる性質を持っています。太陽光が地球の大気圏を通過する際には、波長の長い青色が大気によって拡散されるため、その青の乱反射が起こっている空が青く見えるというわけです。この大気の性質によって、日の出日の入りの頃は、太陽光の入射角が浅く、光が、より多くの大気を通過することで、昼間よりも多くの青波長が拡散されることになり、結果的に、地表には、残った赤の波長成分をより強く感じることになります。これが夕日が赤く見える理由です。また、昼間の太陽は眩しくて直視できませんが、朝日や夕日は、青色波長がより多く大気によって拡散(吸収)される事で、直視可能な光量になるのも、全て大気に含まれる粒子の大きさによるものなのです。
 話を元に戻しますと、モノクロの世界では、光と影という意味でのコントラストに関しては、明確にその違いを表現することができます。しかし一方で、赤と青の色調の違いという意味でのコントラストは、どちらも中間のグレーとなるため、結果として、モノクロ写真で色調差を表現するのは難しいという事になります。
 そういう意味では、モノクロ写真におけるコントラストを考える場合は、光の強さという意味でのコントラストでメリハリを付けることを念頭に置くことが重要になってきます。
 本日の写真は、光と影が強烈なコントラストを持つ昼間の撮影で、空の青さの部分だけがグレーになっているという写真です。この広場を誰かが歩いてくるのをしばらく待ちましたが、非常事態宣言下、太陽の照りつけがあまりにも激しい状況だったからか、誰も歩いてはおられず、残念ながら、無人での、スパイスが効いていない、何でもない写真になってしまいました。
おつかれちゃんです。





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sakayo
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Comment 2

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高兄

sakayoさん、こんにちは

モノクロ写真って、撮れば撮るほど

味わい深く、追求して行きたくなりますよね^^

コンクリートの地面に焼き付く人影も、とても味わい深い気がいたします

2021/08/06 (Fri) 13:51

sakayo

To 高兄さん

今回は、日差しが強すぎて、人が歩いていなかった事もありますが、
何かを待って撮影できる余裕もないくらい、とんでもなく暑かった事もあって、
正直、待っていられなかったですね。
コメントいただきありがとうございます。

2021/08/08 (Sun) 10:44